<あらすじ>
鼻毛の貴公子が世界平和のために駆ける物語。
一冊のノートを手に入れた少年が世を革命せんとする物語。
まったく異なった二つの世界のコラボレーション企画が起こされ、編集部もキャラクター一同も片方しか知らない読者も両方知っている読者も両方知らない読者も(?)震撼した。
ノート漫画のキャラクターを演じることとなった鼻毛漫画の猛者達は、繰り出されるストーリーをより完璧かつ斬新なものにするために打ち合わせへと向かうのだった。





 第一回コラボレーション 打ち合わせルーム



「お前が俺の役か。へー」
「お前が死神か。4へぇ」
「おっ、トリビアってヤツだな。知ってるぞ」
「む、なかなかやるな。なら知ってるか、人間っていうのは体のどこかに七つのチャックを持ってるんだぜ」
「へぇ!人間って面白いなーと思ってきたけどそれは初耳だぜ」
「さっそくウソ教えた!」
「ん、ビュティ。どうした」
「私のやる役の人、見付からないんだよね…どこだろ」
「月の妹ならあっちにいたぜ、さっき」
「あ、ありがとリュークさん。…じゃあボーボボ、がんばって」

「おい、人間。ボーボボっていったっけ?こんなポーズをするんだぜ、できるか」
「こう?」
「うわっ、首がありえない方向に!」

「…大丈夫かな…リュークさんの方が」


「そんなわけで、君は私の役をやるわけですが」
「ふんふん」
「基本的にはセリフをそのままなぞってくれて構いませんので、あとは」
「ふんふんふん」
「表情と動作…」
「ふんふんふんふん」
「聞いてませんね」
「聞いてるぜ。つまりはお前、ところてんには黒砂糖をかけるってわけだな」
「失礼な!黒蜜もいっしょにかけますよ」
「うるせーこの洋菓子かぶれがァ!」
「やはり聞いてませんね…!…さて、ところでこの座り方を真似してください」
「…オマエ割とたくまし−なぁ」
「あなたには私の役をやってもらうわけですから。さぁ」
「こんな感じ?」
「そうです、そして手と足先を…、!!」
「んがー」
「まるごと…!いや、仕方ないのか。彼はところてん…爪も何もない…」
「コーヒーカップははこれでいいよな」
「バケツ!?」
「そんでもってあがー」
「吐いた…!」

「あ、へっくん。天の助くんマジメにやってる?」
「…マジメにやってるつもりはあるんじゃないかな。たぶん」
「なんでそんな遠巻きに見てるの?まだ打ち合わせなのに」
「いや……あのLって人、なんか口挟む隙が…」


「リンゴのシーンはこれでいいな」
「はーい」
「しかし何故こんなにリンゴ……どうでもいいか。それじゃあ問題のシ−ンだけど」
「お、これがデスノート!サインの練習していい?」
「君が死ぬぞ。…いいかい、指定された場所の文字を書きうつす感じで」
「漢字?書けね」
「……まあ、そう読めればいいから」
「えー。めんどくせー」
「………そう言わずに練習するぞ。いいから、ほら手を出せ」
「ふぁい」
「ペンを握って。いいか、僕が君の手を動かすから、その動きを覚えるんだぞ」
「字じゃねぇの?」
「君にはいっそそっちの方が早そうだ。ほら」

「待て、コラ!」

「……君は?」
「おやびんの手を馴れ馴れしく握るんじゃねぇ!」
「だから君は誰だ」
「いくらおやびんがお前の役…くそ!いっそ俺がテメーの役やってやる!」
「ことわる」
「なんだと!」
「僕の役をするには年齢はともかくとして、イメージが合わないだろう。髪型とか性格とか。ついでにリュークの役はアフロの男だが息は合うのかい」
「テメー…!」

「…首領パッチくん、字の練習しなくていいの?」
「あーあんなのフィーリングだよフィーリング。それより俺は別の練習するぞー」
「…三輪車きちゃったー!怒るよ月さん!」



「あのー、あなたがビュティさん?」
「…あ、やっと見付けた!」
「私の役やってくれるんでしょ?よろしくねっ」
「うん、よろしく。それで、どこからツッコミ入れたらいい?」
「…ツッコミ??しないよ」
「マジで!?」



「騒がしいですわねー、ソフトン様」
「…収拾がつかんな」


「デスノートの主人公は…俺だ!」

田楽マン!奴こそ新世界の神!


完!


「まだ撮影始まってないよ!」



リュークは人間の間違った知識を手に入れた。
Lのところてんへの関心とムカツキが28ぬ上がった。
月は経験値を手に入れ(破天荒)レベルアップした!チャラーン!

田楽マンは主人公を乗っ取れなかった…デロデロデロー












どいつもこいつもシリアス漫画のキャラに好き勝手。…してるのは私でした…
調子に乗りすぎ!ふざけすぎ!でも演技指導とかしてたら面白いなぁって…スミマセン。

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