<あらすじ>
編集部もキャラクター一同も漫画家一同も読者全員も(たぶん)震撼したあの企画が帰ってきた!
夏だ!一回目は春だった!第二回コラボレーション!
やれるのか?やれますよ!
再びこの企画を実行するにあたって発生した問題を解決するために、ノート漫画と鼻毛漫画の猛者達は再び集うのだった。
「さて、お懐かしい鼻毛漫画の皆さん。私たちを覚えてますか」
「もちろん!」
「もちろん!」
「俺たちの合い言葉は…」「ンー……K&K!」
「違うよ!Lだよ!」
「では話し合いを始めるとしよう。僕はできれば早く帰りたい」
「えー。のんびりやりゃあいいじゃんか」
「リューク、また間違った人間の知識を叩き込まれるぞ」
「まあ月くんとやら、そう言うな。この日のために俺たちは三世との戦いで人間の素晴らしさを…」
「そっち、むしろ人間の方が少ないんじゃないか」
「月くんもボーボボさんも落ち着いてください。今日の問題はそんなところではないはずです」
「そーよそーよ!」
「Kさんの言う通りよ!」「だからLだってば!」
「まあそんなわけでだ。俺たちの中から、次回企画にてレムとミサを演じる者を決めなくてはならない」
「あの、ボーボボさん。そのレムって人とミサって人が見当たりませんけど」
「当人達がいると煩いし部屋が狭いから何も言わないで来た」
「悪いなぁー、月は」
「まったく。悪い人ですね」
「悪いとか悪くないとか!?…ていうか何ナチュラルに話してるのそこ!」
「そんなことより話は変わりますけどね」
「…この人達、ツッコミ聞いてくれないよぅ」
「泣くな、ビュティ。…とりあえず既に役のあるボーボボ達は除外するとして、残るは俺を含む五人か…」「待て!…俺がミサ役に立候補する!」
「え!?」
「マジで!?」
「うわ、面白ー」
「なんだテメーら、その目は」
「いや、あなたのお仲間もそういう状態になってますけどね」
「二十四歳男性のやる役じゃないと思うぞ」
「面白いから俺は賛成ー」
「…は、破天荒さん…なんでミサさん役やりたいの?」
「…から…」
「え?」
「…そこの男の!役が!おやびんだからだッ!」「うわっちゃー…」
「…天の助くん、私役としては彼をどう思います」
「うーん、広すぎるんじゃねぇかなぁ。胸板と肩幅と縦幅とデコが」
「だ・れ・が・デコだ!」
「わー、痛い痛い!キャーキャー」
「キャーキャー」
「ああっ!なんでおやびんも逃げるんですか!」「特定の相手以外ににこやかに出来ない者は向いていない気がするな」
「おっ、さすが?ヒューヒュー」
「茶化すなリューク」
「だいいち破天荒のヤツじゃ首領パッチの意思を片っ端から飲んじまって話にならないぞ」
「ならばレム役も無理だ。月を脅さなくてはならないからな」
「そうだな、ソフトン。破天荒、除外…と」
「…そこまで魚雷ーッ!!」
「うわ!」
「わ!」
「お!」「魚雷が来たー!」
「アンタ達、さっきから聞いていればどいつもこいつもいい加減なのよ!考えるまでもないわ!」
「…というと」
「ツッコミ担当のお嬢さんが既に妹役になっている今、ミサにはこの!私がなるしかないということよ!」
「で、魚雷先生。レムの役は」
「当然、ソフトン様…!」
「俺か?」
「思いっきり個人的事情だー!」
「どー思います?デスノートの皆さん」「うーん…」
「…いいんじゃないかな」「え!好感触!?」
「そこでところてんとトゲと追いかけっこしている…というかいま息切れしてる、彼ではイメージ違うし台本通りに話が進まないだろうし」
「先程からリアクション以外に殆ど喋ってないそこの子でも役に当てはまらないでしょう。あとぶっちゃけインパクトにかける」
「なんか散々言われてる…」
「破天荒、ヘッポコ丸と駄目で…俺なのか」
「確かに妥当な気はするよね」
「だが…」
「大丈夫、ソフトン様!常に私が一緒ですわ!」
「それはむしろ不安なんじゃ」
「お黙り魚雷ッ!」
「ギャー!」
「ボーボボー!」「てことはさ、月ー」
「なんだリューク」
「あの魚雷って奴が月役のトゲと恋愛ってのをするわけか」
「…」
「…そうだった」
「ッてするわけないでしょー!」
「え?なんで怒られんだ?」
「ああ、リュークは間違っていないな。むしろレムとミサは恋愛とはまた離れたところに」
「納得いかないわッ!」
「落ち着け、魚雷殿」
「でもソフトン様!」
「仕方ない、あっちでついに片膝ついた彼を呼び戻しますか?」
「破天荒のヤツ、まだ二人を追いかけてたのか…」
「ただいまー」
「まー」
「まー」
「え、ボーボボさんも混じってたの!?いつの間に!?」
「お、おやびん…!」
「うふふ、私を捕まえてごらんなさ〜い」
「また逃げた!」
「おやびーん!」
「タフですね、彼は」
「そーね」
「…なんで仲良く和んでるんだ、天の助とKさん…」「ついにへっくんまでー!Lさんだってば!」
「あーあ、騒がしいのらー」
「…あ、田ちゃん」
「どうせ今回は表紙撮影するだけなのにおまえら揉めすぎなのら」
「え?」
「…」
「……」
「どーかしたん?」
「……それ、もうちょっと大きい声でみんなに言ってあげてくれないかなぁ」
「いやなのら。ぶっちゃけめんどい」
「…田ちゃん」
「なにー?」
「お化粧してあげるから、田ちゃんがミサの役やろうね」
「えー。ぶっちゃけめんどい」
「いいから」
そのあと、みんなであみだくじをしました。
レムさん役は魚雷さんに決まりました。
そんなこと聞いちゃいない当人はソフトンさんを巻き込んで大暴れ。
破天荒さんは首領パッチくんを捕まえることができたらしくて、うれし泣き。
ボーボボと天の助君がリュークさんと言葉では形容できない妙なポーズをしているのを、月さんとKもといLさんがまったりと見ています。へっくんも見てるけど微妙に居心地が悪そうであんまりまったりしてません。
やっぱり私がツッコミしないとダメ。絶対にダメ。
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